表彰

平成20年度「空の日」航空関係者表彰

平成20年度、表彰の栄誉を受けられた方々は以下の皆さまです。おめでとうございます。

平成20(2008)年度、財団法人日本航空協会の航空関係者表彰式が、9月19日東京都港区新橋の航空会館で行われました。

航空亀齢賞

長年にわたり航空の発展に尽力され、かつ数え年90歳になられた方に長寿を祝福する賞です。

岩崎 嘉秋いわさき よしあき

元朝日航洋(株)理事 元新日本国内航空(株)運航部長

ヘリコプター各種飛行作業のマニュアル作成に取り組み、飛行作業の標準化と安全性向上に貢献

 

小田 泰治おだ たいじ

元日本航空(株) (現(株)日本航空インターナショナル)運航基準部査察乗員室長

航空会社の運航乗務員1期生で、運航部門の責任者として査察業務の標準化と技量審査等を通じ、後輩運航乗務員の指導育成に尽力

航空功績賞

航空に関する文化、科学技術および事業等の発展に著しく寄与された方やグループに贈る賞です。

青木 英雄あおき ひでお

元全日本空輸(株)代表取締役副社長

航空会社の整備部門および安全部門の責任者として、新技術・装置の導入による安全運航の向上と安全風土の醸成に尽力

篠原 昭雄しのはら あきお

元(株)アイ・エイチ・アイ・エアロスペース代表取締役社長

わが国のロケット技術を世界水準へ引き上げるとともに、国際宇宙ステーションの各種装置を開発するなど宇宙環境利用分野においても貢献

宮坂 弘三みやさか こうぞう

元日本アジア航空(株)代表取締役社長

厳しい外部環境の中で、長きにわたり日台路線の発展に尽力するとともに、日台経済団体の要職を歴任し経済振興・文化交流の促進にも貢献

空の夢賞(2007より新設)

航空・宇宙に対する夢や希望を与え、または明るい話題を提供するなどの貢献をした方、またはグループに贈る賞です。

土井 隆雄どい たかお

宇宙航空研究開発機構職員 宇宙飛行士

宇宙飛行士1期生として日本の宇宙開発を草創期から担い、日本実験棟「きぼう」の第1便の任務を完遂し、わが国有人宇宙開発の新たな歴史を開く

航空スポーツ賞

航空スポーツのFAI世界記録を樹立、又は、同世界選手権者となった個人又はグループに贈る賞です。

檀上 彰宏だんじょう あきひろ

平成19年模型航空機F1Lフリーフライト室内模型EZB型で世界記録を樹立

(天井高8m以上15m未満) 21分29秒

なお、本年度は、航空文化賞、航空特別賞の該当者はありませんでした。

国際航空連盟(FAI)賞伝達

国際航空連盟(FAI)は、航空スポーツの発展を目的に1905年に設立された国際組織で、スイスに本部を置き、世界選手権や世界記録の公認および航空スポーツの分野で功績のあった個人、団体の表彰などを行っています。日本航空協会は、日本唯一のFAI正会員として日本選手権の開催や日本記録の公認、世界選手権への日本選手団派遣、航空スポーツ功労者のFAIへの表彰推薦などを行っています。

ポール・ティサンディエ・ディプロマ(Paul Tissandier Diploma)

FAIの事務局長を長く務めたポール・ティサンディエ氏に因んで制定された賞で、団体組織等で指導的役割を果たし、航空スポーツの発展に顕著な業績のあった個人に贈る賞です。

道塚 信市みちづか しんいち

長きにわたり東北地域の熱気球活動を推進し、競技大会の運営に尽力するとともに、日本気球連盟の理事として連盟の運営および後輩の指導育成に尽力

佐藤 一郎さとう いちろう

滑空スポーツの普及振興のため、関宿滑空場の開設および運営に尽力するとともに、航空局の耐空検査員や航空機事故調査専門委員として安全運航の向上に貢献

エア・スポーツ・メダル(Air Sports Medal)

航空スポーツに関連したFAI委員会業務、競技会運営、若年層の教育訓練等に顕著な功績や貢献があった個人又は団体に贈る賞です。

伊奈 孝いな たかし

熱気球のパイロットとして多くの選手権で活躍するとともに、日本気球連盟の理事およびスポーツ委員長として、連盟の運営と発展に尽力

川久保 剛かわくぼ つよし

(社)日本航空機操縦士協会の主任教官として多くの訓練生の指導にあたるとともに、協会理事として自家用操縦士の安全意識向上や技量向上に多大な貢献

坂井 正一郎さかい しょういちろう

(社)日本滑空協会の理事としてグライダー・スポーツの発展および安全向上に尽力するとともに、新人パイロットの育成に貢献

八田 肇はった はじめ

ラジオコントロール飛行機曲技の分野において、日本選手権や世界選手権で数多くの優勝を成し遂げ、日本の模型航空の地位向上に貢献