● 航空宇宙の出来事 2013年5月 ● |
日付 |
国内・海外 |
出来事 |
5月1日(水) |
国内 |
大阪発長崎行き日本航空2375便(エンブラエルERJ170型、乗客44人、乗員5人)が滑走路で離陸途中に鳥と衝突し、大阪空港に引き返した。乗客は後続便に乗り換えた。 |
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海外 |
アメリカ・ニューアーク・リバティー国際空港で、離陸のために滑走路に向かっていたスカンジナビア航空のA330(乗員乗客242人)とエクスプレスジェット航空のエンブラエルE145(乗員乗客31人)が接触し、エクスプレスジェット航空機が大破したが負傷者は出なかった。 |
5月3日(金) |
国内 |
独立行政法人「電子航法研究所」が35年にわたって仙台空港などを拠点に実験に使用し、東日本大震災で被災したため、スクラップになる運命だったビーチ99が、成田空港に隣接する航空科学博物館に展示された。 |
〃 |
海外 |
太陽電池を動力とするスイスの実験機「ソーラー・インパルス」が初の米大陸横断を目指し、カリフォルニア州サンフランシスコ郊外の空港を飛び立った。 |
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海外 |
キルギスタンのビシュケク・マナス国際空港を離陸したアメリカ空軍の空中給油機ボーイングKC-135Rが、操縦系統の不具合から空中分解し、乗員3名が死亡した。 |
5月5日(日) |
海外 |
ベネズエラのアルトゥーロ・ミチェレナ国際空港に着陸しようとした個人所有のリアジェット60が住宅地に墜落し、乗員2名が死亡し、地上の建物と自動車が損害を受けた。 |
5月6日(月) |
国内 |
大阪国際空港(伊丹空港)に着陸した大分発の日本航空2362便(ボンバルディアCRJ200、乗員3人、乗客52人)で、右側エンジンでの出火を示す表示が計器に表れた。消火後にエンジンを確認したところ、黒いすすなど火災の跡が見つかった。けが人はなかった。 |
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海外 |
スペイン・マドリード近くのCuatro Vientos 飛行場で開催された航空ショーで、古典機のヒスパノHA-200ジェット練習機が墜落し、パイロット1人が死亡した。 |
5月8日(水) |
海外 |
ヌサンタラ・エア・チャーターのBAe-146が、インドネシアのワメナ空港に到着後、積み荷の石油缶を降ろしている途中に出火し、全焼した。1人が負傷した。 |
5月10日(金) |
海外 |
ルーマニア・ストレハイアで、州森林局の業務で飛行していたアエロ・スクロゲット(Aero Scoroget)のアントノフ2Rが、人為的ミスによる燃料切れで不時着大破した。乗員乗客3名は無事だった。 |
5月13日(月) |
海外 |
アメリカ・オレゴン州マクミンビル空港で、エバーグリーン・インターナショナル・アヴィエーションのリアジェット35Aが、着陸装置の不具合により滑走路をオーバーランし、大破した。乗客乗員3名に怪我はなかった。 |
5月15日(水) |
海外 |
ロシア・チェルノレッスコエ近郊で、農薬散布中のアヌーシュカ航空会社のアントノフ2Rが送電線に接触して墜落し、パイロット1名が死亡した。 |
5月16日(木) |
海外 |
哈爾浜飛機製造公司製のY-12双発ターボプロップ輸送機が中国遼寧省瀋陽市の古台村で墜落し、炎上した。乗っていた3人は無事だった。 |
〃 |
海外 |
ネパール北部ムスタン郡にあるジョムソン空港でネパール航空の双発プロペラ機デハビランド・カナダDHC-6「ツインオッター」が着陸に失敗し、近くの川に転落、日本人観光客8人を含む乗員乗客21人全員が重軽傷を負った。 |
〃 |
海外 |
ミャンマー航空の西安飛機工業公司MA60型ターボプロップ旅客機が、モンサット空港に着利した際に滑走路から逸脱し、乗員乗客55名のうち2名が負傷した。 |
5月18日(土) |
海外 |
モスクワ南郊ブヌコボ空港で、ロシアのUTエアーのボーイング737が着陸後、車輪付近から出火した。乗客129人は避難し、けが人はなかった。 |
〃 |
海外 |
USエアウェイズ・エクスプレスのデハビランド・カナダDHC-8(乗客乗員34名)が、アメリカ・ニュージャージー州ニューアーク・リバティー国際空港に着陸装置に不具合を起こし、胴体着陸した。負傷者は出なかった。 |
〃 |
海外 |
ブラジル・サンパウロのカンポ・デ・マルテ空港に着陸しようとしたセスナ500サイテーションが、滑走路をオーバーランし、大破した。乗客乗員4名は無事だった。 |
5月20日(月) |
海外 |
米ユナイテッド航空が国内線のヒューストン〜シカゴ間でボーイング787の運航を再開した。 |
5月23日(木) |
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国際交通フォーラム(ITF)加盟国による国際交通相会議は資金調達に革新的な手法を導入したとして、新関西国際空港会社に2013年度のITF最優秀賞を授与した。 |
5月24日(金) |
海外 |
パキスタン・ラホーレ空港発、イギリス・マンチェスター空港行きのパキスタン国際航空のボーイング777(乗客乗員322名)で、ハイジャック騒ぎがあり、緊急通報を承けたイギリス空軍のタイフーン戦闘機に護衛されてロンドン・スタンステッド空港に着陸した。2名が警察に逮捕された。 |
〃 |
海外 |
キルギスタン・ジャララバード州でValor航空のアントノフ2が、農薬散布中に送電線に触れて墜落し、乗員乗客3名が死亡した。 |
〃 |
海外 |
ロンドン・ヒースロー空港発、オスロ空港行きのブリティッシュ・エアウェイズのエアバスA319が離陸直後にエンジンカウリングが脱落して火災を起こし、緊急事態を宣言してヒースロー空港に引き返した。乗客乗員80名に怪我はなかった。 |
5月26日(日) |
海外 |
全日空はボーイング787の営業運航を再開した。 |
〃 |
海外 |
ブラジル空軍のボーイングKC-137Eが、ハイチ・ポルトープランス国際空港を離陸しようとした際に、エンジン火災を起こし、着陸を中止した。その後、滑走路を逸脱し、着陸装置が脱落するなどの損傷を被った。乗員12名と乗客のブラジル軍平和維持部隊131名に怪我はなかった。 |
〃 |
海外 |
カナダ・ポーター航空のボンバルディエDHC-8(乗客乗員63名)が、カナダ・スーセントマリー空港に着陸の際に、尾部を滑走路にぶつけて損傷する事故があった。負傷者は出なかった。 |
5月27日(月) |
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ネパール・Goma Air のセスナ208B(乗客乗員11名)がネパール・シミコト空港に着陸しようとした際、右後輪が破裂し滑走路を逸脱して着陸装置を折損す事故を起こした。負傷者は出なかった。 |
5月28日(火) |
宇宙 |
日米両政府は、地球周辺の宇宙ごみ(スペースデブリ)から人工衛星を守るため協力して監視する「日米宇宙状況監視協力取り決め」を結んだ。 |
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国内 |
那覇市の北東約120キロの海上で、沖縄県の米空軍嘉手納基地所属のF-15戦闘機が墜落した。パイロットは緊急脱出し、航空自衛隊のヘリに救助された。 |
5月30日(木) |
国内 |
政府の宇宙政策委員会は、H2Aの後継となる大型ロケット「H3(仮称)」の開発に乗り出すとした専門部会の方針を了承し、開発を正式決定した。 |
5月31日(金) |
海外 |
インドネシア・Deraya Air Taxi の BAe ATP貨物機(乗員3人)がインドネシア・ワメナ空港で軟弱な地面のために着陸に失敗し、機体を損傷した。負傷者は出なかった。 |