一般財団法人日本航空協会
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航空遺産継承基金 平成20年10月活動記録

1.協 力
(1) 航空機を含む近代の文化遺産の保存や修復のための情報収集および技術と材料の研究開発を行っている国立文化財機構東京文化財研究所から、同研究所の職員による米国スミソニアン航空宇宙博物館等の調査に際し、当協会へ長島職員の同行依頼があり調査に協力しました(10/12〜19)。航空宇宙博物館も含めてスミソニアン協会の全ての博物館の収蔵物の保存修復手法等を調査・研究する Museum Conservation Institute (MCI) を見学して情報交換することもでき、今後の航空遺産保存活動について有益となる情報を得ることができました。
【写真は MCI で塗料の分析をしている修復中のドイツの夜間戦闘機He219の動翼】

(2) NPO航空・鉄道安全推進機構より、航空事故調査委員会が以前に使用していたフライト・データ・レコーダー(FDR)解析機の扱いについて相談を受けました。当該機器は高度、大気速度などの飛行データをステンレス箔に「けがく」ことにより記録したものを顕微鏡で拡大して読み取る装置で、オリンパス光学工業が1965年に製作した日本初の装置となります。航空の歴史を語る上でも欠かせないと判断し関係機関と相談の上、国立科学博物館へ寄贈することとしました。同機器は10月27日、同博物館に納められました。

(3) 栃木県のサーキット、ツインリンクもてぎ内の展示施設ホンダ・コレクション・ホールにおいて「空と大地」と題した特別企画展が10月25日から11月16日まで開催されました。同企画展では1925年に日本海軍に制式採用された一三式艦上攻撃機に搭載された「三菱イスパノスイザ・ヒ式450馬力発動機」や第2次世界大戦中の米国の戦闘機ムスタングに搭載されたエンジン「パッカードマーリンV1650」を展示すると共に、それら航空機用エンジンを生産したメーカーが製作した自動車を合わせて展示しました。当基金では展示説明について助言すると共に両エンジンを搭載した航空機の写真を貸出しました。

以上
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