国際航空連盟(FAI)

空のレジャーである航空スポーツの健全な発展をはかるために、次の業務を行っています。

国際航空連盟(FAI)とは

熱気球やパラグライダー、スカイダイビングなど、さまざまな種類のスカイスポーツが世界中に広がっています。こうした空のスポーツのIOC(国際オリンピック委員会)ともいえるのが、国際航空連盟(Federation Aeronautique Internationale:FAI)です。FAIは、1905年、IOC総会の決議により、スカイスポーツを統括する国際機関として設立され、2005年には100周年記念行事が世界各国で行われました。

 FAIの目的は競技会を通じて世界各国の親善と友好を深め、国際平和を促進することです。その構成員は参加各国の航空協会であり、2023年2月末現在、正会員81の国と地域、準会員9、暫定会員2、国際協力会員2が参加しています。日本では、日本航空協会(JAA)が唯一(一国一会員のみ)の正会員として参加しており、日本のNAC(National Airsport Control)として様々なスポーツ権限を行使しております。

 FAIの主な役割は、航空のみならず宇宙も含めた世界記録の公認、世界選手権の公認、各種航空技能の認定と成績の証明、航空功労者の表彰などです。こうした競技会や記録の公認などは、FAIが制定する各スカイスポーツの国際的ルール(スポーティングコード)に則っておこなわれます。

 活動の組織は、スイスのローザンヌに設置された(1998年にパリから移転)本部事務局、年一回開催される最高意思決定機関の総会、会長と6名の役員から成り各政策の執行機関である執行委員会などから成り立っています。また各航空スポーツ委員会や技術委員会にも日本人のメンバーが多数参加するなど、FAIの活動に貢献しています。

日本航空協会はFAIの機能を日本国内において代行するほか、FAIスポーティングライセンスの交付、世界選手権への日本代表選手の派遣、世界記録の公認手続きを行う他、日本記録については当協会が認定し、その記録を管理しています。

国際航空連盟(FAI)定款等

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