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航空遺産継承基金 平成18年8月活動記録
1.聞取り調査
(1) 8月12日、戦前からグライダーの設計製作を行ってきたエクスペリメンタル航空機連盟副会長斉藤紀様(写真右)に、藤原、藤田専門委員及び柳沢賛助員の協力を得て聞取り調査を行ないました。戦前津田沼の海岸でフランスの複葉機アンリオで操縦練習をしたことからグライダーの設計製作にいたるまで、多くの貴重なお話をお聞きし記録しました。
(2) 8月24日、昭和初期に津田沼の第一航空学校で飛行練習を行った山本勇三様に聞取り調査を行いました。干潟で飛んでいたため、毎飛行後飛行機についた塩分を苦労して洗い流したことなど貴重なお話を記録することができました。

2.調査協力
8月31日、戦前に法政大学の学生たちが訪欧飛行を行った「青年日本号」について調査している法政大学史料編纂室の江戸惠子様が、資料を求めて当基金を尋ねられました。同機に詳しい当基金賛助員にもお集まり頂くと共に、先の展示会で展示を行った関連資料などを紹介しました。

3.活動紹介
【8月18日読売新聞朝刊】にて当基金の活動が紹介されました。反響も大きく、現在までに読者22名から航空遺産寄贈の申し出がありました。

4.寄贈資料
(1) 8月4日、森真理子様から、同盟通信の記者であった父親(森元治郎様)が所蔵していた戦前の航空に関する写真等を集めたスクラップブックの寄贈を受けました。アルバムには、太平洋無着陸横断飛行に成功した操縦士のサインもあり大変貴重なものです。
(2) 8月21日、鈴木勲様から、昭和9年日本楽器製造で勤務していた父親が取得した可変ピッチプロペラの特許の元本を展示したパネルと文集の寄贈を受けました。
(3) 8月23日、日野正敏様から、父親が所蔵していた戦前の航空機の写真14枚の寄贈を受けました。
(4) 8月23日、多摩川精機販売株式会社から、所蔵している戦争中の飛行機の計器に関する資料の寄贈を受けました。
(5) 8月23日、鈴木貢四郎様から、終戦直後の栃木県大田原市金丸原飛行場の写真1枚の寄贈を受けました。
(6) 8月23日、大槻統様から、大正十年に印刷された陸軍航空第一大隊「発動機学教程巻一」「同巻二」の寄贈を受けました。
(7) 8月23日、溝口重夫様から、「ニッポン」号の世界一周飛行出発と帰還のラジオ中継の録音を収めたビデオテープの寄贈を受けました。
(8) 8月23日、得猪外明様から、父親の得猪大尉が海軍九〇式戦闘機「報国石川」号で飛行をする献納式の様子を収めたビデオの貸与を受けました。また、文献のコピーも頂きました。
(9) 8月23日及びその後複数回に分けて、竹端瞭一様から、田中館愛橘様の執筆した「ローマ字少年」に掲載されている飛行機に関する記述のコピーを頂きました。
(10) 8月26日、石田一恵様から1941年発行の松浦四郎著「飛行機読本」(工人社)の寄贈を受けました。
(11) 8月31日、栗原豊様から1929年発行の平井常次郎著「空」(博文館)の寄贈を受けました。

5.野沢資料記録作成
8月は9月20日より国立科学博物館とともに開催する展示会「YS−11 国産旅客機44年の航跡」の準備のため実施できませんでした。

以上

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