一般財団法人日本航空協会
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航空遺産継承基金 平成24年10月活動記録

1.資料の寄贈
(1) 民間航空史に関する多くの著作を残した故平木國夫氏の資料をご息女・坂倉典子様から寄贈いただき、段ボール箱150箱に及ぶ資料の搬出を10月9、12日に行いました。資料には黎明期の民間飛行家へのインタービュー記録や写真等も含まれ、基金専門委員の高い評価を得ています。

(2) 戦前は文部省体育官をされながらグライダーの普及・振興に携わられ、戦後は文部省事務官をされる傍ら、模型飛行機の分野で活躍された故山崎好雄氏の資料をご子息・英夫様・治夫様から寄贈いただきました。10月17、22、25日(11月12、19日にも実施)に西荻窪のお宅を訪れ搬出を行いました。資料には帝国飛行協会の会報第1巻第1号(下写真)、グライダーの青焼き図面など貴重な資料が多数含まれ、基金専門委員からも高い評価を得ています。
 

2.資料の調査・保存・公開
(1) 朝鮮人初の操縦士として韓国で著名な安昌男や韓国出身の日本で操縦技術を学んだ黎明期の操縦士をテレビ番組で取り上げることとして、韓国国営放送KBSが10月25日に取材に訪れました。安操縦士等に関係する当時の文献等を紹介しました。安操縦士は1921年から東京の小栗飛行学校で操縦を学び、1922年に出身地・京城を訪問飛行しましたが1930年に飛行機事故で亡くなっています。

(2) 航空記者として著名であった郡捷氏が遺した戦前戦後の日本の民間航空を主とした資料の整理作業を、東京文化財研究所において10月3日に実施しました。

(3) 10月31日、航空遺産継承基金ギャラリーに戦後航空再開直後より航空局航空機検査官として活躍された高橋正夫氏のアルバム・コレクションを追加しました。

3.写真資料の貸出 
(1)  稲毛民間航空記念館に日野大尉の写真等のデジタルデータを10月18日に貸出しました。(写真は11月6日から同記念館で開催される「民間航空発祥の地 稲毛100周年」に関するパネル展示で使用されました。)

(2) 日経新聞社にルンプラー・タウベ単葉機の写真データを10月26日に貸出しました。写真は27日付朝刊の子供向け紙面「おうちで理科」面に掲載されました。

(3) 学研パブリッシングに黎明期の女性飛行家・兵頭精の写真データを10月26日に貸出しました。(写真は同社から11月に出版された歴史群像別冊『CARTA』の特集の中の「歴史をつくった女性100人列伝」に掲載されました。)
   
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