一般財団法人日本航空協会
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航空遺産継承基金 平成21年5月活動記録

1.寄贈資料
(1) 5月21日、戦後航空再開時に設立された東洋航空の検査係長をされていた阿部郁重様を通して同社の工場長であった故高橋元雄氏の当時のアルバムをお借りすると共に、阿部氏に当時の話をうかがいました。アルバムには東洋航空の工場施設や自社機をはじめ各種飛行機の写真が収蔵されており、複写の後返却することとなりました。

(2) 5月22日、基金専門委員の藤原洋様から、南極観測船「宗谷」に観測機として搭載されたDHCビーバー「昭和」号の写真帳を寄贈いただきました。

2.その他
(1) 5月7日、第2次世界大戦末期、陸軍パイロットで陸軍航空隊館林集成教育隊に所属していた堀山久夫様が当時館林基地で撮影した写真を拝見すると共に戦時中の機材や訓練の話をうかがいました。

(2) 5月18日、東京都立産業技術高等専門学校が所蔵・展示する「戦後航空再開時の国産航空機群」(瓦斯電「神風」エンジン、東洋航空TT-10練習機、東洋航空フレッチャーFD-25A軽攻撃/練習機、東洋航空フレッチャーFD-25B軽攻撃機、読売Y-1ヘリコプター、自由航空研究所JHX-3ヘリコプター)を重要航空遺産として認定しました。同日行われた授与式では、荒金善裕校長に近藤秋男会長から認定証と記念プレートが贈呈され、その模様が東京MXテレビ等で放映されました。読売新聞、産経新聞でも紹介されました。

(3) 先に殺カビ処理を実施したグライダーに関する資料について、東京文化財研究所において4日間にわたりカビの死骸等の清掃を実施しカビの再発を予防しました。今後活用に向けた整理作業を実施する予定です。

(4) 基金事務局が監修した「コルセアKD431 文化財としての航空機修復」(デビット・モリス著)が出版社オフィスHANSより5月20日付けで上梓されました。航空機を歴史資料として修復した具体例を用いて、航空機を含む全ての産業遺産を文化財として修復保存する意義をわかりやすく説明しています。なお、基金事務局 苅田職員が翻訳を行なっています。

以上
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