一般財団法人日本航空協会
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航空遺産継承基金 平成23年6月活動記録

1.寄贈
ドイツの飛行船グラーフ・ツェッペリン号は1929年に世界一周の途中、霞ヶ浦に立ち寄りました。翌1930年に飛行船による初の世界一周飛行の成功を祝って記念銀貨がドイツで発行されました。横森周信様から同銀貨2枚を初めとして航空に関するコイン計9枚を6月21日に寄贈いただきました。


2.資料の調査・保存・公開
(1) 青森県立三沢航空科学館より、来館者から質問のあった航空機のプロペラに関する調査依頼がありました。形状およびプロペラに刻印された製造会社やシリアルナンバー等の記入方法から、1950年代に米国や日本で使われたターゲットドローンのプロペラである可能性が高いことが判り調査結果を6月8日に伝えました。


(2) 保存処理およびデジタル化の終了した写真資料をホームページ(http://www.aero.or.jp/isan/isan-gallery.htm)で公開しています。この度、新たに処置の終了した資料125点を6月10日に追加しました。
   
(3) 大正から昭和の初頭に、手回しの玩具映写機によって家庭でも映画が見られていました。今に残る当時のフィルムを修復・復元している大阪芸術大学の太田米男教授の依頼により、同教授の所蔵する航空黎明期の飛行機が映る映像の調査を進めていました。この度、藤田俊夫専門委員および船の科学館の飯沼一雄学芸部長の協力を得て撮影時期や場所、飛行する飛行機の機種などを特定することができました。大正3年に開催された東京大正博覧会の第3会場となった青山練兵場における動画であり、日本における航空機の動画としては最古の部類に属すると思われ、6月17に調査結果を報告しました。
   

(4) 郡捷氏が遺した戦前戦後の日本の民間航空に関する資料の整理作業を、東京文化財研究所において6月2日、9日、16日、23日の4日間、実施しました。
以上
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