一般財団法人日本航空協会
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航空遺産継承基金 平成23年5月活動記録

1.寄贈
玉手栄治様から第二世界大戦中に読売新聞が発行した読売ニュース焼付版63枚および海軍省が発行した絵葉書1枚を5月16日に寄贈いただきました。
2.資料の調査・保存・公開
(1) 日本国内で民間航空界初の犠牲者となった飛行家武石浩玻が、諸外国の飛行機の進歩に遅れをとる日本の前途を憂い航空先進国の現状などを紹介した著書「飛行機全書」(大正2年発行)の原稿(2分冊、計320頁)を親族から一昨年寄贈いただいています。同原稿は基金専門委員から高い価値を認められていますが、用紙が酸性紙であり使用されたインクが没食子インクという紙を腐食させる性質のものであるため、長期の安定化のための脱酸性化処置を3月に専門業者に依頼し、処置の終わった原稿のデジタル化を5月に終了しました。
   

【脱酸性化処置を終了した原稿】

【2分冊からなる原稿】
(2) 戦前は帝国飛行協会の技師であり戦後は日本航空の取締役を務めた尾崎行輝から母親に譲られた2冊のアルバムに写る飛行機等の調査を進めている金子勤様が、5月10日に訪れました。写真に写る飛行機の型式などから、主に大正時代に陸軍の航空機などを撮影したものであることを説明しました。
(3) 郡捷氏が遺した戦前戦後の日本の民間航空に関する資料の整理作業を、東京文化財研究所において5月12日、19日、26日の3日間、実施しました。資料の写真を参考までに掲載します。   

【世界一周した「ニッポン」号の航程図】

【「ニッポン」号と乗員の絵葉書】
以上
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