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航空遺産継承基金 平成27年10月活動記録

1.資料の寄贈
(1) 10月6日、全日本学生航空連盟の活動を記録したアルバムなどを明治大学航空部からOBの森島一氏を通して寄贈いただきました。アルバムは同連盟初代理事長であった故山内保三氏が同連盟の活動を記録したものであり、航空再開に伴い1952年4月30日に皇居前広場で国産グライダーを飛ばした際の写真(下写真)も含まれています。
 
(2) 10月14日、坂井正一郎氏から当航空協会が所有する三式戦闘機「飛燕」の写真(下写真)を寄贈いただきました。1965年11月、入間基地での撮影の可能性が高いとのことです。
 
   
2.資料の調査・保存・公開 
(1) 10月1、15、22、29日に寄贈された故山崎好雄氏、平木國夫氏の図書・写真などの資料の整理作業を、東京文化財研究所において実施しました。資料には本年度発行を予定している戦前の民間航空機に関する書籍『J-BIRD 写真と登録記号で見る戦前の日本民間航空機 満州航空・中華航空などを含む)』に有用となる資料が多数含まれているため、執筆者の藤原洋氏、藤田俊夫氏、柳澤光二氏、河守鎮夫氏にお集まりいただき関連資料を確認するとともに出版に向けた打合せを行ないました。また、23日には、航空協会にお集まりいただき書籍に掲載される戦前の民間航空機の名称について調整しました。
(2) 10月4日、旧軍機の資料収集・調査を進めている金子俊雄氏宅を訪問し飛燕修復に関連する情報を提供いただきました。
(3) 10月25日、旧軍機の資料収集・調査を進めている中村泰三氏から飛燕および屠龍の主桁などを借用しました。東京文化財研究所でX線撮影し、当協会の飛燕の腐食状況などを把握するための基礎データとする予定です。
(4) 川崎重工岐阜工場での飛燕の修復は、10月末までに機体の迷彩塗装の剥離および3Dスキャンを終えました。 
 
3.写真資料の貸出 
(1) 10月8日、建築の番組で代々木競技場を紹介するため「空から見た代々木練兵場(大正14年撮影)」の写真1枚を(株)ドキュメンタリージャパンに貸し出しました。
(2) 10月26日、京都放送に国産複葉機「安井式第3号」の操縦席に座る安井荘次郎の写真1枚を貸出しました。ニュース番組「ニュースフェイス」および経済情報番組「京ビズ」で90年ほど前に京都府京丹波にあった安井飛行場の紹介で使われました。
 
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