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航空遺産継承基金 平成27年9月活動記録

1.資料の寄贈
(1) 9月29日、熊川良幸様から祖父・熊川良太郎1等飛行士の航空に関する資料を寄贈いただきました。1931年、熊川飛行士は法政大学航空研究会の「青年日本号」に教官として搭乗し法政大学の学生・栗村盛孝2等飛行士と共に欧州への飛行を成功させました。出発地の羽田東京国際飛行場には数万人の見送りが集まったと伝えられています。寄贈資料の中には欧州への飛行成功を祝して帝国飛行協会が熊川飛行士に贈った有功章や賞状(下写真)も含まれています。
 
   
2.資料の調査・保存・公開 
(1) 9月10、17、24日に寄贈された故山崎好雄氏、平木國夫氏の図書・写真などの資料の整理作業を、東京文化財研究所において実施しました。
(2) 飛燕の川崎重工岐阜工場への移設が終了しました。9月3日夜に知覧を出た飛燕は9月8日朝に岐阜工場に到着、9月14には知覧特攻平和会館上野館長、瀬戸口管理係長と共に岐阜工場を訪ね飛燕の状態を調査し、移設が無事終了したことを確認しました。また、修復前の飛燕に残るオリジナル部品の確認などのため、旧軍機の研究家・中村泰三氏に同行いただきました。写真は輸送のため翼、胴体等を分解し岐阜工場に搬入された飛燕です。
   
(3) 9月12日、所沢航空発祥記念館を訪ね同館が所蔵する飛燕の部品調査を実施させてもらいました。墜落機の部品ではありますがオリジナルの状態をよく保っており、計器板など修復の参考になる情報を入手することができました。
(4) 9月15日、飛燕一型甲の計器板を製作中の岡部英一氏にお会いし飛燕修復について協力を依頼しました。 
 
3.写真資料の貸出 
(1) 9月7日、中学生向け社会科教材DVD「Global Navigation 国と地域を結ぶ交通の役割」で日本からヨーロパに初めて飛んだ飛行機として「東風」号の写真1枚を映画製作所(株)に貸し出しました。
(2) 9月24日、荒川区立荒川ふるさと文化館で開催される「続・下町の空想画家 小松崎茂展」の図録掲載のため飛行館の写真1枚を荒川区に貸出しました。
 
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