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航空遺産継承基金 平成29年10月活動記録

1.資料の寄贈
(1) 10月11日、佐藤眞氏からご尊父が所有していた『航空局中央航空機乗員養成所第1期機関生卒業記念(昭和17年)』写真帖を寄贈いただきました。お父様は乗員養成所の教官をされていたとのことでした。写真は写真帖に貼られた中島AT-2旅客機の整備風景。
   
   
(2) 10月18日、畑野東一氏からご尊父が所有していた映画フィルム『僚機よさらば』(1938年制作)を寄贈いただきました。フィルム缶には当協会の前身である「大日本飛行協会」の名前がありました。お父様が入手された経緯は不明とのことです。映画の内容は日中戦争に戦死した海軍パイロットをテーマにしたものです。
   
(3) 10月18日、宮原幾男氏からご尊父・勲氏が所有していた航空関係資料4点(試作練習機の羽布、写真、書類)を寄贈いただきました。写真は試作練習機の羽布。
   
   
2.資料の調査・保存・公開 
(1) 10月4日、11日、17日に東京文化財研究所にて寄贈資料(郡、山崎、平木、上甲資料)の整理を行いました。『J-Bird 写真と登録記号で見る戦前の民間航空機 満洲航空・中華航空などを含む』の執筆者・藤原氏、藤田氏、柳沢氏、河守氏も参加し関連資料の調査を行っています。
   
(2) 10月14〜20日、かかみがはら航空宇宙科学博物館のワークショップを借りて、飛燕の舵面(補助翼、方向舵、昇降舵)の羽布を張り替える作業を長島職員と河守氏が行いました。作業は第一段階として、羽布を剥がし、合成ゴム系のボンドをリブから除去する作業となりました。(写真) また、14〜15日には、中村泰三氏に飛燕の点検パネルを開ける作業でご協力いただきました。
   
   
(3) 10月18日、東京文化財研究所において、1945年に制定された日本の航空機塗料規格の色見本の化学分析について、特任研究員・川野邊氏と研究補佐員・橋本氏、映画監督・日本軍用機研究家の片渕須直氏、中村泰三氏および苅田職員が情報交換を行いました。
   
(4)  10月23日、東京文化財研究所においてに川野邊氏に飛燕の床パネルの塗装剥離作業を実施いただきました。当該部品は戦後、何度も塗料が塗り重ねられており、最下層のオリジナル塗装を残して他の層を溶剤で少しずつ剥ぐ作業となりました。作業には中村泰三氏に立ち会っていただき、アドバイスをいただきました。
   
 (5) 10月26日、東京文化財研究所の北河・近代文化遺産研究室長とともに国際基督教大学を訪問し、同大学の敷地から出土したと伝えられるジェットエンジン部品の調査の中間報告書を日比谷学長にお渡して、結果を説明しました。(右写真)
 
 
3.写真資料の貸出 
(1) 10月2日、(公財)東京都公園協会が発行する代々木公園開園50周年記念誌用に代々木練兵場の写真1枚を、同誌の編集制作を行っている潟Vーエスプランニングに貸出ました。
   
(2)  10月12日、柳沢光二氏(基金専門委員)に、1919年来日のフランス航空教育軍事使節団の写真を『航空ファン』12月号掲載の藤田嗣治に関する記事用に貸し出しました。                           
   
 (3) 10月24日、代々木練兵場の写真を同公園50周年およびN響15周年記念番組用に、制作会社CRAZY TVに貸し出しました。    
   
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