1.資料の調査 |
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5月26日、田村幹夫氏より資料を受贈しました。1920年代から1960年代までの書籍を中心とし、他に様々な設計図や写真などから構成される、段ボール箱3箱分の資料群となります(写真1)。書籍は、今後航空図書館と連携して保存・活用して参ります。 |
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2.資料の保存 |
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l 5月9日、成田の航空科学博物館の郡司館長が来訪し、YS-11試作1号機の永続的保存の見通しについて説明を受けました。 |
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5月20日、航空科学博物館からの依頼で、YS-11試作1号機の修復計画策定のための調査に参加しました。機体の外装の状態から目視でその文化財的価値を読み取るとともに、雨水による腐食や、日差しによる塗装の劣化の状況を確認しました。 |
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YS-11の持つ歴史的価値を残すための具体的な方策について、博物館の学芸員のほか、文化財研究者、元YS11整備士、現用機整備士、古典機修復家、エンジン技術者といった多様なバックグラウンドを持つワーキンググループメンバー間でディスカッションを行い、次の調査・保存処置を決定しました。 試作1号機には、日本航空技術史上の大きな価値があります。同機の保存について、航空遺産継承基金は2024年度より博物館からの依頼を受け、調査に継続的に協力しております。
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3.資料の公開 |
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4. 資料の活用 |
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5月8日、大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)に、F-5号飛行艇(日本海軍が運用した1920〜30年代の飛行艇)の写真資料63点を貸し出しました。同機は、呉において日本海軍がライセンス生産した歴史を持つ飛行艇です。 |
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