一般財団法人日本航空協会
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航空遺産継承基金 平成21年10月活動記録

1.寄贈資料
(1) 基金賛助員でもある柳沢光二様から「Boeing Historical Family of Planes」と題した16mmフィルムを寄贈いただきました。フィルムの始まりにはボーイング社が戦前に開発した複葉機の映像が見られますが、専用映写機がないため全容は確認できていません。

2.調査
(1) 横浜高等工業学校において戦中開発されたヘリコプター「特殊蝶番試作レ号」について、開発に参加した小澤珠枝様、青柳篤幸様、石郷岡知之様、およびヘリコプターにも詳しい東昭東京大学名誉教授に10月5日、国立科学博物館新宿分館にお集まりいただき、お話をうかがいました。国立科学博物館と共同で実施してきたレ号に関する今回の調査・研究の結果は、12月19日から約1ヶ月、上野にある国立科学博物館地球館2階で展示することとなりました。

(2) 天虎飛行場(戦前、琵琶湖畔にあった民間の水上機飛行場)で1937年に撮影されたトーキーフィルムが近年発見されたとの連絡がNHK大津支局からあり、フィルムの評価の依頼がありました。藤原洋、藤田俊夫両専門委員にお集まりいただき10月9日に取材を受けました。「戦前の民間飛行学校を紹介する音声入りの動画フィルムの存在は知られておらず、第一級の資料」という藤原氏のコメントなどがNHKのニュース番組で放送されました。
(3) 戦前に中禅寺湖で撮影された民間水上機について調査を進めてきた研究家の問い合わせを受けた、陸軍・陸上自衛隊OBの親睦団体である偕行社の大東信祐様が10月14日に来協しました。戦前の民間航空機に造詣の深い藤田俊夫専門委員および基金賛助員でもある柳沢光二氏にお集まりいただき、機種・履歴等の調査結果を伝えました。
(4) 「特殊蝶番試作レ号」の開発に参加した横浜高等工業学校の青柳篤幸様に、同級生であり戦時中に日本飛行機(株)で日飛十二試初歩水上練習機等の設計に携わった野瀬弘太郎様を紹介いただき、日飛での体験や著書『木製飛行機工作法』(昭和20年発行)執筆の経緯などを10月23日にうかがいました。

以上
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